もみちゃんと私で内蒙古の町をぶらつく。 観光名所よりも普通の町。大通りよりも細い裏道。 そんな風に歩いていたら、「染色」という看板を見つけた。 当時もみちゃんは大学で染色の勉強をしていたから |
といっても、住民しか通らないような道にある、普通の民家。 ご主人と奥さんは、突然来宅した日本人にかなり驚いていた。 想像してみる。自分の家にいきなり外国人が来たら。。 |
勢いで押しかけたのはいいが、中国語が話せない私たち。 当然日本語も英語も話さないご夫妻。 あせりながらもメモを取り出して筆談を試みた。 その後もみちゃんが頑張ってくれたところによると、 |
そんな最高にアツくて迷惑な私たち。 寝室らしき部屋に案内される。 大きいベッドが一つ、どすんと置いてあり そこに座るよう言われた。 風通しの良い石造りの、質素だけれどかわいらしい部屋。 夫妻は、キュウリとお水を出してくれた。 正直、キュウリも不安だった。 でも、勿論両方とも頂いた。 キュウリも水も冷えてなかったけど、味もついてなかったけど、 |
そこに、突然おじいちゃんがっ。 すごいインパクトだー。 |
おじいちゃんは、私達にあまり驚いておらず、自然にそこにいた。 |
旅の途中に買ったビーズのブレスレットを、 赤ちゃんの足につけてあげた。 おじいちゃんはそれを私に返そうとしたが |
最初は「怖そう」と思ったけど、物静かで 優しさと大物感をにじませているおじいちゃんだった。 実は、ブレスレットはあげる予定ではなかった。 |
おいとまするとき。 ご夫妻におじいちゃんに赤ちゃん、みんなで門から見送ってくれた。 静かな突撃お宅訪問だった。 あのブレスレットは今もあるだろか? 思い出話のネタにあがることがあったらいいなあ。 |